公道はおまけ? サーキットマシン対決 M3 GTS対911 GT3 RS 回顧録

2019.01.03

約300万円の価格差は

さらにトップエンドでもGT3 RSのほうがGTSより強烈であり、しかもこちらのほうが違いはより決定的だ。

7500rpmを超えてからのGTSのトルクはじれったいほどフラットで、まるで間違えてレギュラーガソリンを入れてしまったかと思うほどである。いや、むしろガス欠を起こしたかと思ってしまうかもしれないくらいだ。

ストレートで最初にGT3 RSに圧倒されたときには、「別に気にすることじゃない。ある程度は予想できていた。第一、ストレートの絶対的加速なんか、このクルマのように絶妙なステアリングフィールこそ重要なモデルにとってはたいしたこと問題じゃない」と考えるだろう。

しかし、2度3度と抜かれたときには、GTSに対してそろそろ疑問が生じてくる。純然たる動力性能では完全に負けているのに、300万円も高価な価格をいったいどうしたら正当化できるというのか? そして、ストレートでまったく勝負にならないというのなら、いかにステアリングのフィールに優れていようが、それにどれだけの意味があるというのだろうか?

 
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