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英国ラグジュアリーサルーン対決 ミュルザンヌ vs ゴースト 回顧録

2019.01.06

スポーティなミュルザンヌ

対してミュルザンヌのそれは、スポーティなドライバーであればこちらのほうが満足し、より魅力を感じるであろう。メーターとスイッチが見事にずらりと並んでおり、その中にはタコメーターもあり、中央には視認性に優れたギアポジションインジケーターも備わっている。

もちろんセレクタレバーもあり、ドライバーは4つのドライビングモード(サスペンションのレートとステアリングの重さも同時に変えられる)を選択可能。その仕上げは実に美しく、アウディのインテリアデザインを長期にわたり監督していたフランツ・ヨーゼフ・ペフゲンの厳しい審美眼のもとで造られたクルマであることが明らかである。

ミュルザンヌのステアリングホイールを前にして、着座位置が高めでスポーティな形状のシートに身を沈めると、おのずとカーブを高速で抜けるときに発生するコーナリングフォースに抗して体をしっかりと保つ準備が十分にできていることが感じられる。現代のベントレーはスポーティな走りを約束しているのだ。

対するゴーストのシートはバケットとはいい難いもので、快適性がほとんどすべてを支配している。サポートは実に優雅なものだが、かなりソフトでサイドの張り出しはほとんど感じられない。

 
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