海外試乗

2019.01.08

メルセデス・ベンツGクラス ディーゼル「G350d」に試乗

メルセデス・ベンツG350d

高い重心を感じさせる

さらに、この新しいストレート6はGクラスだけでなく、そのほかのセグメントのモデルにも搭載される。低回転から重低音のサウンドを出してトルクが溢れてくるが、これはスムーズなまま5000rpmまで達する。サウンドはEクラスよりも車内に入ってきやすいが、そこまで大きく違うわけではない。

これはGクラスがどれだけ進化したを表している。あたらしいGクラスなら6時間乗っていても耳が疲れることはなく、旧型とは雲泥の差だ。驚くのは、メルセデスがこの進化をウィンドスクリーンをわずか1度倒すだけで成し遂げたことだ。とはいえ、BMW X5並みの風切り音のなさを求めるのは間違いだ。

実はG350dは、はっきりと現代化されているわけではない。特に、AMGがチューニングしたG63のサスペンションでなければそう感じるはず。メルセデスはGクラスの乗り心地やハンドリングをかなり改善したが、大きな入力があれば相変わらずシャシは揺れる。60cmほどサスペンションが長いのかと思うこともある。

コーナーはどれだけ頑張ってもまずフロントのアウト側のタイヤが限界を迎え、次にリアのアウト側に限界が訪れる。Gクラスの重心が高くて動きやすいのは変えようのない事実で、レンジローバー・スポーツがほとんどの道ではアルピーヌA110のような乗り心地なのとは対照的だ。それに、着座位置も驚くほど高い(オフロードでは良いのだが)。

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