試乗 リッチフィールド・アルピーヌA110 扱いやすさ維持、スリル増

公開 : 2019.01.09 10:10  更新 : 2021.05.13 12:00

リマッピングでパワーウエイトレシオは911カレラS並

しかし、最初に消費者に提供されたのはエンジンのリマッピングだ。価格は税抜き995ポンド(14万円)で、1.8ℓターボは304ps、40.8kg-mを発揮する。

これは標準仕様と比べて52ps、8.6kg-m増加だ。A110が相当軽量なことを考えると、思った以上に戦闘力が上がることが予想できる。実際、パワーウェイトレシオは229ps/トンから277ps/トンへと大幅に向上している。

これは数カ月後に発売されるポルシェ911カレラSとまったく同じ数値だ。つまり、リマッピングしたA110は速いクルマではなく、とてつもなく俊足なクルマなのだ。

リッチフィールドはリマッピングの質にこだわり、標準よりも公道で真価が発揮できるように細心の注意を払った。テストでは最大トルクを45.6kg-mまで引き上げたこともあったが、「運転不能」な仕上がりになったため、トルクを落としたそうだ。

リマッピングの費用には保証も含まれており、チューニングして出力を上げた状態でも問題ないと自信を持っているようだ。

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