試乗記

2019.02.08

回顧録 ミニマム級シティカー対決 VWアップ vs トヨタiQ 後編

フォルクスワーゲン・アップ/トヨタiQ

編集部より

フォルクスワーゲン・アップは超小型のボディながら十分な室内空間とバランスのとれた走りが魅力です。ライバルのiQよりも上質感があり、高い満足感が得られます。スマートでシャープな実用性の塊であるとの評価が下りました。

もくじ

十分な室内空間
バランスの良い走り
高い品質的満足度
iQよりも上級感
おすすめグレードは
スマートな実用性の塊

十分な室内空間

後席の空間は前席のポジション調整次第といったところだが、それとは無関係な室内幅とヘッドルームに関しては十分である。また、トランクの奥行きは非常に深く、このクラスのクルマとしては、ほかに例のない容量が確保されている。

そして、助手席のシートバックを完全に前倒しできるようにしたVWの決断には、天才的なひらめきだと賛辞を送りたい。これにより、最長2mまでの長尺物を運ぶことが可能になったのだ。

前後長のあるドアには利害の両方がある。乗降性のよさに寄与している一方で、幅が狭い駐車スペースでドアを開けるのがむずかしくなっているからだ。また、Bピラーの位置がかなり後方に押しやられるので、サイドとヘッドのエアバッグは背の高い(仕立ては立派だ)シートバックの両脇に収納されている。

走りに関しても、ほとんど見た目どおりといってよかろう。正確でバランスがよく、とても巧妙にセッティングされている。ローマで試乗した個体は75psの1.0ℓエンジンを搭載し、5速MTが組み合わせられていたが、このエンジンがまた活発で積極的に回りたがる性格だった。

 
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