海外試乗

2019.02.09

回顧録 スモールクーペ対決 ミニ・クーペJCWとライバルたち 後編

ミニ・クーペ・ジョン・クーパー・ワークス/アウディTT/フォルクスワーゲン・シロッコ/マツダ・ロードスター

すべてを巧みに融合したシロッコ

限界付近の挙動は穏やかで、それにチャレンジできる道であれば、あるいはサーキットに行けば(それが望ましい)、後輪駆動のバランスと正確なステアリングを存分に堪能できる。それに、エンジンパワーが比較的小さいおかげで(0-100km/hは7.9秒)、アクセルをどこまで踏んで良いのかがわかりやすい。以上の理由から、ロードスターこそが4台中最高のドライバーズカーだ。これは疑いない。

よって、評価基準をドライバーズカーであることに置いて選ぶなら、そして週末の足としてファンなセカンドカーを選ぶなら、これにて議論は終了だ。しかし、今後3年間、毎年1万km以上をともにするクルマを探しているとしたら、ロードスターでは最後にウンザリする結末になってしまうかもしれない。

そういう使い方に望ましいのは、運転の楽しさ、快適さ、そしてスタイルのよさを併せ持っているクルマだろう。それを最高に巧みに融合できているのは、今回のテスト車のなかで1台だけである。

3年前、わたしは「スモールクーペが帰ってきた。それはVWシロッコと呼ばれる」と書いた。当時も今も、この思いに変わりはない。

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