試乗 改良新型プジョー308 SW 新開発1.5ℓディーゼル(130ps)のワゴンを評価

2019.02.12

「買い」か?

オワコンどころか健在

新しいディーゼル・パワーユニットを得て、熟成を重ねた308 SWは、長時間、乗り続けていても神経に触るところが何一つない。

むしろ滑らかで豊かなトルク感、軽快だが過敏すぎないニュートラル・ステアリングを味わいながら、プジョーならではのホールド性も快適性も高いシートに身を任せていると、決して高級車ではないながらも308 SWが掲げて到達した、あらゆるスタンダードの高さに気づく。

走れば走るほど走行コストが嵩むのはクルマの常だが、308 SWは走りたい気分にブレーキをかけるどころか、ひたすら後押ししてくるところがある。長距離を走りたいとか、走りを楽しみたいとか、荷物も載せたければ人も乗せたいというドライバーの要望に、快適な乗り心地や優れたドライバビリティ、使い勝手のいい室内や、低い走行コストによって、恐ろしく高いレベルで応えてくる。

このパフォーマンスと経済性の優れたバランスを鑑みれば、一方の雄であるVWのゴルフ7に対しても単なるオルタナティブや二番煎じではなく、現代の欧州Cセグの良質なコンパクトのあるべき姿として、1.5ℓディーゼルを積んだプジョー308は究極の完成度を手にしている。ディーゼル技術のPSAによる集大成としても、見逃すべきでない1台といえる。

 
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