初試乗 新型レンジローバー・イヴォーク 傑作の第2章、明るい光

公開 : 2019.02.18 10:20

 

最新JLR流のエレガントさ

今回イヴォークを持ち込んだのは、英国中西部のウェルシュプール。路面環境の変化にも富み、走行スピードも高く保てる、クルマにとってはチャレンジングな道が広がる。特に道幅が広い箇所ではスピードが出せるだけでなく、急に狭くなり岩に囲まれたコーナーが表れるなど振り幅が大きく、マイク・クロスもお気に入りのエリアだという。

クルマにはもちろん、落ち着きがありつつ、正確性の高いステアリング性能が求められてくる。しかもバーミンガム郊外のJLRの本部から数時間は離れているから、長距離でも疲れない洗練性と優れた航続距離も必要となる。

今回の試乗車は、イヴォークの中でもハイグレードなHSEダイナミック。エンジンは300psを発生するツインターボ・ガソリンで、望外にズムーズなZF社製の9速ATを介して、四輪を駆動する。クロスはこの道で、素早く先行車両を追い越すのに不足のない、豊かなトルクを披露してくれた。

インテリアデザインは、デザイナーのトップ、ジェリー・マガバーンが手がけた、エレガントでシンプルな雰囲気にまとまっている。ダッシュボード・フェイシアの造形はクリーンで、シートはJLRの最新カラー&トリムの流れに合わせて、スウェーデンのテキスタイルメーカー、クヴァドラ社のクロスが張られている。レザー張りよりもわたしには素敵に思える。

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