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初試乗 メルセデス-AMG A45S プロトタイプ 1ℓ当たり210ps 先進の四輪駆動

2019.02.22

 

1ℓ当たり210psのハイチューンユニット

今回の試乗は助手席からのみだったから、クルマの性格に関してはニュアンスでしかお伝えすることができない。しかし、AMGは先代の驚くほど俊足だったクルマ以上に、満足感の高いドライビングを味わわせてくれるようにしてくれたようだ。AクラスのトップグレードとなるA45Sは、従来以上に洗練性を高め、多面的な性格を備えたのだろう。半年後、実際に運転するまで、その仕上がりを楽しみにしていたい。

メルセデス-AMGがまだ詳しい情報を明らかにしなくても、A45 4マティックに関しては幾つか分かっていることがある。横置きされる2.0ℓ4気筒ガソリンエンジンは、8速デュアルクラッチATと組み合わされる。シュツットガルトの郊外にあるAMGによって組み立てられるエンジンは、親会社に当たるメルセデス・ベンツが開発したM260型と呼ばれるもので、A35 4マティックにも搭載されるもの。マイルド・ハイブリッドシステムは搭載されていない。

ボアは83.0mmで、ストロークは92.0mm。DOHCの4バルブのヘッドに、新開発のツインスクロール・ターボとオットー微粒子捕集フィルターが搭載される。極めて包括的に改良が加えられたユニットであり、まったく新しいエンジンだと考えて良いだろう。

これまでは388psを発生していたが、ターボブーストを上乗せし、幾つかの調整も加えられることで、A45S 4マティックの最高出力は421psにまで高められている。驚くことに1ℓ当たりの出力は210psを超えており、AMG GT Rが搭載する4.0ℓV8エンジンの1ℓ当たりの最高出力を46psも上回る、ハイチューンユニットだ。

先代のAクラスの最上級グレード、A45 4マティックと比較しても46psの向上で、BMW M2コンペティションより12ps高く、一番の直接的なライバルとなるハイパー・ハッチバック、アウディRS3より22psもパワフルなことになる。

しかし、新しいA45S 4マティックが秘めたパフォーマンスのカギは、AMGとオーストリアのエンジニアリング会社、マグナ・シュタイアーとのパートナーシップによって開発された、四輪駆動システムにある。動作系に関しては、従来のA45 4マティックが電動式のメカニズムを採用していたのに対し、新しいものは油圧システムを採用している。

 
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