ミニ・クーパーSE EVミニに初試乗 不変のハンドリング

2019.03.14

i3と共通部分多し

サスペンションの基本構造こそ標準仕様と同じだが、スプリングとダンパーのセッティングが変更され、重量増や重量配分の変化に対応している。さらに細かな違いでいえば、ホイールアーチが拡大されるとともに、クーパーSよりもホイールの選択肢が縮小されて16インチまたは17インチのみが用意される。

SEのハードウェアの大半は2013年に登場したi3と変わらない。ただし、ミニはボンネット下に搭載されたモーターによる前輪駆動なのに対し、i3は後方のモーターによる後輪駆動という違いがある。

ミニの構造材はカーボンファイバーではなくスティールを使用しているため、i3よりも80kg程度重い。ガソリン仕様のクーパーSとの比較では130kgの増加となるが、EVとしては悪くない数値だろう。前後重量配分は標準仕様の60:40からより好ましい54:46へと後ろよりになっている。

BMWによれば、クーパーSEに搭載されるモーターによる0-100km/h加速は「7秒から8秒のあいだ」とのことだ。最高速度は150km/h前後となるようだが、正確な数値は公開されていない。航続距離は現実世界での使用ではスタンダードなi3の258kmと同等になるだろう。つまり、ジャガーIペース、ヒュンダイ・コナ、キア eニロなどと並ぶほどではない。

しかし、ミニはこれらのどれよりも小型であり、近距離使用が中心となるクルマだろう。以前のミニEの航続距離が145km程度であったことからもわかるとおり、それほど不便をしいられる数値ではない。

 
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