試乗 新型BMW Z4 sドライブ20iスポーツ ハンドリングは要改善

2019.03.21

スタンダードサスはクルーズ向き

このsドライブ20iでコーナーを攻め込んで見た時の印象は、TTにやや劣ると聞いたら驚くかもしれない。しかし、このクルマは大半のひとが選択するであろうMスポーツ・サスペンションではなくスタンダードな足回りを装着しているというのも理由のひとつだ。

この記事に使われている写真はミサノ・ブルーのMスポーツモデルだが、BMWはスポーツの写真を提供してくれなかった。試乗車はMスポーツが無いのに。

最初の驚きは、ダイナミックとは言えないTTが、好みにもよるが実は良好なハンドリングの持ち主だったということだ。そしてホイールの選択さえ間違えなければ乗り心地も良好だ。Z4のライバルは非常に良く成長していたということに気づかされた。

もうひとつの驚きは、Z4のスタンダードなサスペンションが快適な高速道路を主眼においてセッティングされているということだ。狭い峠で気合いを入れて走るにはやや注意が必要だ。やや鈍い電動ラックの反応やステアリングギア比のせいもあり、雑なステアリング操作にはボディがついてこないこともある。このあたりはマツダMX-5や718ボクスターが優秀で、sドライブ20iでは1405kgの車重を感じさせられた。

 
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