ルノー・メガーヌRS 300トロフィー 英国試乗 選ぶべきはカップシャシー仕様?

2019.04.02

刺激が重要 問題はギアボックス

一方、ホンダ・シビック・タイプRであれば、慣れる必要などない。このクルマは、ドライバーの操作に対してはるかに忠実であり、その結果、すぐにドライバーは自信を持って、このクルマを思う存分走り廻らせることができる。さらに、中速コーナーでのアクセルオフに対しても、その挙動はよりマイルドであり、より幅広い領域でニュートラルステアを容易に味わうこともできる。

では、シビック・タイプRはメガーヌRS 300トロフィーと同じくらい刺激的なモデルだろうか? ルノーの容赦ない乗り心地に耐えることができるのであれば(タイプRにはアダプティブダンパーが採用されているのをご記憶だろうか?)、選ぶべきはメガーヌのほうだ。


メガーヌRS 300トロフィーはストレートでの速さにも不満はない。フロント駆動のメガーヌでは、同じようなパワーとトルクを持つゴルフRほどのダッシュは期待できないが、5.7秒という0-100km/h加速は、公道上では十分に速いモデルだと言うことができる。

同様に、より排気量の小さいハイパワーターボモデルの宿命として、ゴルフほどのレスポンスは見せてはくれないが、それでも、アクセルを踏み込んだときのターボラグなど一瞬のことだ。わずかにトルクステアも感じられるものの、問題になるほどではなかった。

だが、より大きな問題はその6速マニュアルギアボックスだろう。正確性は十分だが、そのシフトフィールは滑らかとは言えず、まず1度ニュートラルポジションへと動かしてから、シフトレバーを次のギアへと押し込む必要がある。この点に関してはシビック・タイプRのほうが上だと言えるが、タイプRのマニュアルギアボックスは、現在購入することのできるなかでは最高の出来を誇っているのだ。

 
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