試乗 レクサスUX 250h 英国で評価 光る都市部での快適性 外観も好印象

2019.04.04

どんな感じ?

見た目ほどスポーティではない走り

今回試乗した標準グレードのUX 250hと、およそ半年前にスウェーデンで試乗したFスポーツとの明確な違いは、アダプティブダンパーとスポーツサスペンションが備わるか否か。UX 250hの方は、走行中のボディの動き、プライマリーライドはソフトになり、市街地では充分納得できる乗り心地を得ている。

その反面、英国の条件が良いとはいえない国道や地方道では、ボディの落ち着きは得られていない。路面によっては起伏をスムーズにいなすことが難しく、クルマのノーズは上下動を繰り返し、磨き込まれたレベルではないのだ。生煮え状態のサスペンション設定のおかげで、路面の凹凸を拾いながら走り続けてしまうことになる。快適性と上質さを期待するようなクルマとして、疑問に感じてしまうことは確かだ。

加えて積極的にコーナーへ侵入しても、ダンパーの減衰力を変化させる機能が備わらないから、ボディロールも明確に感取されてしまう。少し速めに交差点へ侵入するときなどは、特に顕著。フロントタイヤのグリップも比較的すぐに限界を迎え、挙動は穏やかではあるものの、基本的にはアンダーステア傾向の味付けとなる。

ステアリングへ伝わってくる感触も希薄で、全体的にリニアで漸進的な性格ではあるが、決して運動性能で優れているクルマとはいえないだろう。エクステリアデザインは勢いを感じられるものながら、実際の中身とは異なっている。特に運動神経が良いわけでもないのに、スポーツブランドの派手なウェアをまとっているような若者、そんなイメージを持ってしまった。

 
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