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狙い過ぎたマツダ・ロードスターのライバル BMW Z1とロータス・エランS2

2019.04.20

オーナーの声

BMW Z1:ジェフ・ヒューイソン

BMWの技術力に惹かれたヒューイソンは、Z1が気に入り、オーナーになった。「Z1を初めて見たのは2001年のオークションでした。わたしは以前からクラシックモデルをチェックはしていたのですが、Z1は今まで聞いたこともなく、一目惚れ状態でした。いつか維持できる日がきたら、購入すると決めたのです」と話すヒューイソン。

Z1をオークションで見てから5年後、ヒューイソンは地元の専門店でBMWを運転する機会を得る。「それはZ1ではなく、オークションでよく見ていた車種でしたが、直6エンジンの魅力に引き込まれました。そして、妻に購入すると告げたのです」と、12年前を振り返る。

「運転は楽しいとしても、あくまでも趣味のクルマ。自動車のイベントに出かけたり、短いドライブツアーを楽しむためのようなクルマです。わたしがよく出かけるのは、ロンドンのクラシックカーショーやシルバーストーンサーキット、ロンドンの西の街、ザッチャムなどでのイベント。そのために年間1300kmくらいは走ります」

「このクルマは自動車工学のマスターピースで、素晴らしい仕上がりだと思いますが、地方の路面が痛んだ道を走ると、ボディパネルを損傷する恐れがあるんです。それと、わたしがオーナーになってから、ガレージにバックで駐車する際、リアバンパーをぶつけてダメージを与えてしまいました」

「リアバンパーはもうスペアパーツが出てこないので、修復してくれるひとを見つけました。再塗装はBMWに頼み、1200ポンド(18万円)も掛かりましたよ。殆どの部品は今でも入手可能ですが、全体的に価格は上がってきていますね」

ロータス・エランS2:ポール・フラー

古くからロータス・エランのファンだったフラー。「わたしがまだ10代だった頃、通学に使っていたカバンにロータスのステッカーを貼っていたんです。きっとそれが今に影響していると思います。何しろ今もそのカバンを持っているんですから」

「長い間ロータスを手に入れたいと夢見てきましたが、2010年に、いくつかのモデルを検討したあとで、このエランに決めたんです。私はこのM100をとても気に入っています。郊外の道だけでなく、高速道路でもサーキットでも、非常に優れた走りをしてくれます。既に20年以上前のクルマですが、いまでもエンジンは一発で始動しますよ」

「8年間所有していますが、定期的なメンテナンス以外ではタイヤを数セット購入したことと、ブレーキランプの電球とバッテリーを交換した程度。いままで所有してきた中で、最も信頼性のあるクルマだと思います。ハンドメイドなので、いくつかの欠点はあります。ルーフの防水性は完璧ではないですし、破れたり水漏れすることもあります。今のところ、新しいソフトトップとウェザーストリップ類の交換が最大の出費ですね」と楽しそうに話すフラー。

「つまり、私は常にロータスに乗っていて、屋根を閉めて走る機会も少なくないんです。中には全幅が広すぎるというひともいますが、わたしはこのクルマが非常に美しいと思いますし、所有していることを誇りにしています。沢山のオーナーズクラブやウェブサイトもありますよ。私のおすすめは、Club Lotusと、Lotus Elanというサイト。購入を考えているのなら、まず覗いてみはどうでしょう」

 
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