新型プジョー508 GTライン(日本仕様)試乗 内装/サイズ/価格を評価

2019.05.03

「買い」か?

価格以上の価値 国産派にも

スポーツ&スペシャリティ志向を高めるというと、実用的配慮の欠如や心情的付加価値志向の高価格設定なんじゃないか、と身構えてしまうことも多々ある。正直な話、プジョー508も試乗前はそんな偏見を多少持っていたのだが、それは間違いだった。

試乗したGTラインは459万円。

ナイトビジョンやパノラミックルーフ等をセットしたフルパッケージオプションが加わると524万円にもなってしまうが、その他の安全&運転支援装備は全車共通。前記したとおりシャシーも共通である。ナビも全車標準だ。

この内容でGTラインと同じパワートレインを採用するアリュールなら417万円でしかない。

例えばクラウンの2ℓターボ車は460万円から、アテンザの2.5ℓガソリン車は355万円弱。国産プレミアムセダンの予算建てでターゲットとなり得る価格設定である。輸入車としては価格以上の投資価値を認められる。それだけ戦略的値付け、つまり買い得価格設定なのだろう。

ここのところ動きの少ない国産プレミアムセダンは今ひとつ食指が動かない。国産車を乗り継いできたが輸入車も気になる。そんなユーザーは是非ともディーラーで試乗してみるといい。プジョー508の魅力が仏車マニアのためでなく、良質なセダンを求めるドライバーに向けて開発されたモデルであることが容易に理解できるはずだ。

 
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