新型 メルセデス・ベンツE300de 環境性能とパフォーマンスのバランス

2019.05.15

どんな感じ?

一度は途絶えたディーゼルエンジンPHEV

この新しいグレードは、Eセグメントだけでなく、市場全体にとってもユニークな試みだと思う。ボルボやプジョー、アウディなどは以前に英国でディーゼルエンジンのPHEVを販売していたが、ヒットすることなく、現在では姿を消してしまっている。燃費に対する思考の変化とともに一度は途絶えてしまったが、E300deは価値を見直すのに充分な内容を備えている。

ボンネットの下に搭載されるのは、2.0ℓのOM654型と呼ばれるディーゼルユニットで、4気筒から193psを発生させる。E220dでは不足のない能力を発揮しているエンジンだ。そこに組み合わされるのが、121psを発生させる電気モーター。注目すべきは、44.8kg-mという大きなトルクだろう。

システム総合としては、最高出力が306ps、最大トルクは71.2kg-mにも達する。ガソリンエンジンのハイブリッドモデル、E300eよりも14ps劣ってはいるが、最大トルクは同値となる。

13.5kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、電動で走行可能な距離は54km。内燃機関が抱える、都市部での大気汚染という課題を克服するには充分な数字といえる。バッテリーは7.2kWhの急速充電を用いれば、1時間15分程度で充電が可能で、家庭用の充電器なら5時間で満たすことができる。

 
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