トヨタGRスープラ試乗 英国どう評価? ミドエンジンには無い魅力

2019.05.29

どんな感じ?

公称以上の速さ

右ハンドル仕様を英国で走らせてみると、クロスカントリーに向いたGT的性格であると感じた。この価格帯であれば、より小型なミドエンジン車の方が楽しめるだろう。アルピーヌA110やポルシェ718ケイマンSよりも高価な価格を受け入れることができるのであれば、好みにはまるひとも多いだろう。

GRスープラのパフォーマンスは十分だ。ハンドリングはアルピーヌA110ほど俊敏ではないが、スープラのBMW製直6エンジンの加速は鋭い。他のM40iのバッジをつけたBMW車と同様にスムーズかつトルキーで、レスポンスも良好だ。スポーツモード時のサウンドはもう少し自然だと良いが、それ以外は文句ない。

スープラは公称以上に速そうだ。スペック表によれば最高速度は250km/hに制御されるが、テストコースでは258km/hを記録し、さらに加速する気配を見せた。

キャビンにはBMW譲りのパーツが多用され、トヨタらしくない雰囲気だ。特に暗くなると、ステアリングのトヨタのバッジは光らず、BMW製のシフトノブやスイッチ類が光り始めることから尚更だ。

しかし、細部を見るとスープラは基本に忠実な作りをしている。ドライビングポジションは低く、まっすぐで、快適かつサポート性も良い。スイッチ類の配置も適切で、デジタルのメーターは見やすく内装の質感もクラス標準を超えている。室内の収納こそ少ないが、荷室の大きさは十分だ。

 
最新試乗記