トヨタGRスープラ試乗 英国どう評価? ミドエンジンには無い魅力

2019.05.29

古典的FRらしい走り

走らせて見ると、BMW Z4のクローンでは決してないことがわかる。スープラ独自のキャラクターを持ち、ペースを上げるほどにステアリングの正確性が高まることがわかる。アダプティブダンパーを硬めてアクティブデフをスポーツにすればボディコントロールは引き締められ、コーナリング中のスロットル開度を高めることができる。

このクルマは同格のミドエンジン車たちと比べて大きく重く、アジリティでは劣っている。そればかりか、電光石火のレスポンスやそれに伴うボディコントロールもない。ただし、古典的なフロントエンジンのスポーツカーらしいパワーオン・オーバーステアを誘発させることに楽しみを覚えるのであれば、気に入るだろう。

ステアリングフィールは決して希薄ではなく、まずまずの重さと中立性だ。しかし、もっと突き詰めてもよかったのではないか。そして、MTを搭載してくれたらなお良かっただろう。スポーツモードでは少しマシだが、搭載される8速ATはややレスポンスに欠ける。

とはいえ、パフォーマンスのレベル、ハンドリングや運転の楽しさは満足できるレベルにある。そしてサスペンションはモード切り替えにより、ゆったりと流すにも飛ばしたい時にも対応できる。

 
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