助手席試乗 ベントレー次期型フライングスパー 寒冷地で最終仕上げ中

2019.05.30

ポルシェ製プラットフォームの恩恵

パフォーマンスはどうかって? ご存知の通りだ。新型には今まで通りツインターボの6.0ℓW12や4.0ℓV8に加え、中国市場向けに2.9ℓのV6PHEVもラインナップされる。W12はコンチネンタルGTと全く同一で、635psの最高出力とわずか1300rpmから湧き上がる91.8kg-mのトルクを持つ。公称の最高速度は320km/h程度だが、プロトタイプはナルドサーキットで360km/h以上を記録しているとのことだ。

コンチネンタルGTの遅れはフライングスパーにも影響を及ぼすだろう。そしてポルシェゆずりのDCTをベントレー用にチューニングしなおす作業に予想以上の時間を要したようだが、今回のウインターテストを見る限りではそれもほぼ完了したと見て良いだろう。そこかしこにMSBシャシーの「プラットフォーム・オーナー」たるポルシェの影響を感じられる。

いずれにしても、ポルシェ製プラットフォームを使うことの恩恵を大いに感じることができた。この雪に覆われた大地では簡単にドリフト状態に持ち込むことができる。しかし、ステアリングをスリップアングルに合わせて操作しパワーを与えてやれば、自然と姿勢が回復するのだ。これはシャシーの特性がいかにニュートラルかを示している。

シュプレンジャーは度々クルマを横に向けてはステアリングから手を話、クルマが勝手に姿勢を立て直す様を見せてくれた。彼は特定のライバルを指し示すことはしなかったが、姿勢の乱れがますます増幅してしまうようなクルマが多いのも事実だ。

 
最新試乗記