公道試乗 トヨタ・スープラ新型(日本仕様) 3グレードの価格/スペックを比較評価 

2019.06.03

3グレード こう違う

SZとSZ-Rはともに4気筒の2ℓターボを搭載するが、最高出力は前者が197ps、後者が258ps。約60psの差があるのだが、ふつうに走らせている時は大して違わない。アクセルのペダルストロークに対する加速も50%くらいまでは似たような印象。扱いやすく力強い。

しかし、さらに踏み込んでいくと加速の伸びが違う。SZ-Rが踏み込み量分にリニアに加速を高めていくのに対して、SZはアクセル開度50%でトルクの七割を使い、残る三割を50~100%に振り分けた感じなのだ。SZでも十分に高性能ではあるが、スポーツドライビング時の高揚感はSZ-Rが一枚上手。「回す程に速い」が圧迫感なく楽しめる。

RZのパワーフィールはSZ-Rの高負荷域を三割増しにしたような感じだ。アクセル開度50%くらいまでは似たような力感。つまり、アクセルの浅い領域では全仕様とも似たような特性で、それは一般用途で扱いやすさとゆとりに繋がる。スペックの差は深く踏み込むほどに現れ、スポーツドライビングの高揚感としてドライバーに伝えられる。

さらに直6の重質で精度感のあるエンジンフィールと重さを感じさせない反応のよさが速さ以上の操る心地よさをもたらす。

それは深く踏み込んだ時の操る楽しみの奥深さだけでなく、紳士的な力強さが全域において「良質」あるいは「大人」な味わいをもたらす。スープラのトップモデルに直6必須とするのも大いに納得させられた。

 
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