試乗 ベントレー・コンチネンタルGTC 333km/h 唯一無二の極上コンバーチブル

2019.06.12

カブリオレだけの豊潤な心地よさ

そんな価格も特別なベントレー・コンチネンタルGTCだが、一度運転を始めると、あることに気付く。ラグジュアリーなコンバーチブルの場合、総合的な走行パフォーマンスの高さは、それほど重要な要件ではないということに。

ドライバーの頭上を流れる緩やかな風、流麗な走行感、トランクリッド越しに聞こえてくる心地よい排気音。クルマを運転することの楽しさの要素が、コンバーチブルならひときわ強調される。もっとも、平均的なコンバーチブルでもそれは叶うことではある。また太陽の光を浴びる中で、長距離ドライブでは運転への集中力が低下気味なのも、コンバーチブルならではある。

一方でGTCの大きな強みは、ソフトトップを締めてしまえば、クーペの良さをそのまま味わえること。日常的な運転のしやすさや実用性の高さは、常にベントレーが意識してきたポイント。最新のコンチネンタル・コンバーチブルにもそれはしっかり受け継がれている。

雨が降っていても、後部座席に大人を座らせても、快適性は変わらず、クーペと比べた時の妥協点も殆ど見つからない。むしろ、ソフトトップを開けてコンチネンタルを流す気持ちよさは、比べられないほどに豊潤なものだ。

 
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