ガソリン最強グレードに試乗 プジョー508 SW アダプティブ・ダンパー標準装備

2019.06.17

エンジンのフィーリングはいいが、ATはいまひとつ

プジョーのiコクピットはドライバー中心のデザインが施されている。最大の特徴でもある小さなステアリングホイールだが、12.3インチのインスツルメント・パネル・モニターの視認性は改善されている。モニターには様々な情報を表示することも可能で、解像度でも優れているが、他のクルマほど自由にカスタマイズできるというわけではない。

ダッシュボード中央にレイアウトされる10インチワイド・サイズのインフォテインメント・システム用モニターのシャープさはそれなり。リアカメラの画像を表示させるとかなり解像度の粗さが目立つものの、アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応し、利便性は良い。

例外的に小径なステアリングホイールだが、操作感はとても軽い。低速域では車格に似つかわしくないほど軽く感じられるが、スピードを上げていくにつれて適度に重さが増していく。ステアリング操作のレスポンスも良好。レーンキープアシストは、車線の中央を常に維持しようと努めるのだが、わたしには少し反応が過剰に感じられた。

1.6ℓのガソリンエンジンは、トップグレードだけあって、前回試したディーゼルエンジンのエントリーグレードのクルマよりも明確に力強い。0-100km/h加速に要する時間は7.4秒。アクセルを踏み込んだ時の回転は全域に渡ってスムーズで、回したくなるフィーリングがある。

一方で、穏やかに加速している際のトランスミッションの変速は、どこかぎこちない。エンジンのノイズも案外と大きく感じられる。ドライビングモードをコンフォートにしていても、思っている以上にエンジンの回転数を上げて変速する設定な様子。エコモードを選ぶと、テンポよく変速をしてくれるが、車内に響きがちなロードノイズはいかんともしがたい。ステアリングコラムには、小さいながらもシフトパドルが付いており、ドライバー次第でマニュアルモードでの変速も可能ではある。

 
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