ガソリン最強グレードに試乗 プジョー508 SW アダプティブ・ダンパー標準装備

2019.06.17

プレミアム・ブランド勢に迫る価格

常識的な速度での巡航走行時の燃費が14.0km/ℓ程というのは、今どきは良好とはいい難い。長距離を走行するドライバーや社用車として利用する場合などは、ブルーHDI 180などディーゼルエンジンを選んだ方が懸命かもしれない。

標準装備となるアダプティブダンパーが、19インチという大径ホールの悪影響を相殺してくれるかと思ったが、少し期待はずれだった。都市部を常識的なスピードで流していても、上下方向のボディの動きには改善の余地がある。コンフォートモードでは路面の剥がれやくぼみでは減衰力に欠けている印象。

スポーツモードにすると全体的に乗り心地は固くなり、コーナーでの安定感も増してくる。また、状況によって乗り心地が向上する場面もあるようだ。だが、インテリアの雰囲気から期待するほど、運転に熱中できるほど正確なボディコントロール性が得られるわけでもないのだけれど。

一方で、18インチホイールを履いたクルマにも短時間ながら試乗したが、快適性の向上は大きくはなかった。それでも、固定式のパッシブダンパーに19インチホイールの組合せよりも、脚さばきが巧みになっていることは間違いないようだ。

われわれの試乗車には、パノラミック・サンルーフやナイトビジョン・システムなどが装備され、価格は4万1000ポンド(594万円)にまで上がっていた。ファミリー層向けのステーションワゴンの中では最上位といってもいい価格であり、ボルボV60やアウディA4アバントなどのプレミアム勢に迫る数字となる。

 
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