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1970年代の名車 オレンジ色の個性派 BMW CSi アルファ・ロメオ・モントリオール

2019.06.18

2台を愛するオーナー、ガレス・ルイス

「BMWの方は、英国西部のハバーフォードウエストにあるグリーン・バウワーというBMW販売店がオーダーしたクルマでした。わたしが購入した時も、その正規ディーラーの店頭に並んでいました。元のオーナーはかなりのBMW好きで、最低でも2年に1度は最新のクルマに乗り換えるような方だったようです。彼のコレクションは13台ほどあり、どれも低走行で大切に保管していたようですが、死期が近づくに合わせて処分したのです」 と経緯を説明するルイス。

「わたしが手に入れた時は走行距離は8万4000km足らず。メンテナンスも決まったディーラーで受けていたようです。ほとんどオリジナルの状態なので、ところどころ少しサビも目立ちます。ボディロールを減らし、ハンドリングを良くするためにサスペンションのスプリングとショックアブソーバーは新しいものに交換してあります。車高も少し下がっていますね。とても状態が良く、価値のあるクルマなので、いずれサビは修理しなければなりませんよね。お金をどこかで工面する必要がありますけれど」

「アルファ・ロメオの履歴に関しては、あまりわたしも良くはわかっていません。正規に英国へ輸入された右ハンドル車で、前のオーナーは15年ほど所有していたようです。アルファ・ロメオのオーナーズクラブにも所属していた方で、コンクールで優勝もしているクルマです。しかし、わたしが手に入れる前の段階で派手なメタリックオレンジに全塗装されており、既にボディ表面にはヒビが見られる状態でした。そこでわたしはベアタブの状態までクルマをバラし、もとのフラットオレンジに塗装し直し、サスペンションも組み直してあります。今回の取材撮影は、レストアが終わってから初めてのものです」

「どちらのクルマもスタイリングがとても美しいですよね。アルファ・ロメオのエンジンはかなり特別な構成なので、とても良く回るのですが、ここぞ、という時の特別なクルマです。BMWの方が気を使わずに乗れますし、実用的。走りや使い勝手など、いろいろな意味でクラシックカーとして完璧だと思います。標準のCSiと、CSLを比較すると、実は希少性ではCSiの方が上。運転した感覚でも大きな差がないことを考えると、CSLにかなりの高値が付いていることには理解できませんよ」

 
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