ジュニア・クラスと呼ばないで 4座V8のランボ/フェラーリ比較試乗

2019.06.20

当時としては扱いやすい

それでもフェラーリほど洗練されてはいない。GT4のハンドリングは素晴らしいもので、切り角に応じて向きを変えるシャープなステアリングになっている。視認性はランボルギーニより良好だ。そうは言ってもウラッコの後方視界が「ベネチアン・ブラインド」で遮られている点を考えるとそれは当然のことだろう。シフトチェンジはランボルギーニよりも軽いので、はるかに運転がし易い。

ストレートスピードは速く、2台に大きな違いは見つけられない。いずれも当時生産されたスーパーカーよりも扱いやすいことは確かだ。よく加速するし、ウラッコは音が大きく、フェラーリは滑らかでシームレスだ。ただし、ウェーバーの4連キャブレターが咳込まないよう徐々にパワー供給するのを忘れてならない。

フラットプレーン型クランクシャフトのV8が奏でる音色は、強烈なリフというよりもメロディアスなソロ演奏だろう。今回紹介するウラッコのオーナー、ダグ・ブレアが指摘するように、少なくともスペック上は極めて似通っている2車種だが、運転すると水と油ほど違う。

ブレアは自分のランボルギーニを2007年に買っている。調査した結果、このクルマは購入後の比較的早い時期にエンジントラブルを被り、車庫に長期間保管されていたことが判明した。そのお陰で走行距離は短く、オリジナルの姿を留めている。

 
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