国内試乗 マツダ3(新型アクセラ) 1.8ディーゼル/セダン2.0ガソリンを評価

公開 : 2019.06.24 09:00  更新 : 2019.06.24 11:26

どんな感じ?

新世代シャシー ここが違う

これまで何度となくプロトタイプでの試乗機会が与えられてきたマツダ3だが、量産モデルを走らせられるのは今回が初めてだ。ただ、今回も一般公道での試乗は実現せず、栃木県にあるGKNドライブラインジャパン社(旧栃木富士産業)のテストコースを占有した短時間試乗にかぎられた。

さらに用意された試乗車も1.8ℓターボディーゼルを積むハッチバック(商品名はファストバック)と2.0ℓガソリンのセダンの2台のみで、ともに上級の “Lパッケージ” だった。というわけで、買い得価格の1.5ℓガソリンと、開発の最終仕上げ真っ只中であろうスカイアクティブXの試乗はお預けである。

新型マツダ3はボディ骨格からサスペンションはもちろん、シートやステアリングホイールまで、シャシー関連部品はすべて刷新されており、まさに全身新開発の力作である。理想的な荷重移動を重視した “人馬一体” や、最近のマツダが声高に主張する “人間中心” といった開発目標は変わっておらず、設計思想は正常進化といっていい。

ただ、この第7世代のシャシーでは、人間の歩行における骨格や筋肉の使い方を徹底解析して “骨盤” の動きに注目したことが、これまでにない特徴という。その詳細を語るスペースはここにはないが、乗員の骨盤の向きや動きを歩行時のそれに近づけることで走行中の乗員の頭を安定させて、結果としてクルマとの一体感を高めて、長時間走行による疲労の低減も実現しているという。

そういわれてみると、マツダ3は運転席シートに無意識に座っただけで、自分の骨盤がすっと自然に “立つ” 感覚がある。

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