長期テスト ホンダ・シビック・タイプR(最終回) 扱いやすいオールラウンダー

公開 : 2019.07.03 17:10  更新 : 2019.07.03 18:33

フラットなフロア エアロパーツが生み出す独特のスタイリング

ニュルと言えばドイツ車の得意分野だが、現行のタイプRは現在、前輪駆動の量産車最速モデルだ。サーキットに持ちこめばコーナリングは鋭く、優れたボディコントロールを持ち、走りごたえのあるマシンに仕上がっている。

だが、その他のステージでは、快適で使いやすいクルマでもある。

現行シビックは開発当初からタイプRバージョンが計画され、レーシーなポテンシャルを持つに至った。わたしはBTCCのシーズン前に、チーム・ダイナミクスにこのタイプRを持ち込んだ。このチームはホンダのツーリングカーで参戦しており、市販車のホワイトボディをベースにレーシングカーを作っている。

先代はフロントタンクの前に燃料タンクがあったが、現行ではフロアのほとんどがフラット。シートを低く配置でき、ボディ下の空力も良くなるようだ。

装着されたエアロパーツが「興味深い」ルックスを作り上げており、レーシングカーでも採用され、素晴らしい空力性能を発揮している。

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