海外試乗

2019.07.08

VWの第3章の幕開け 初試乗 フォルクスワーゲンID 3プロトタイプ 58kWh

フォルクスワーゲンID 3プロトタイプ

テスト日 : 2019年7月4日

価格 : 3万5000ポンド(476万円・予想)

文・マット・ソーンダース 

2025年までに10台の新しいEVをリリース

2000年代後半に登場したUpコンセプトが巻き起こした話題性も大きかった。近年では再び富裕層へアピールするようなクルマのリリースが続いている。アトラスやフィデオン、アルテオン、そして現在のトゥアレグなど。新しいフォルクスワーゲン像を目指しているようだが、どれも充分な反応は得られていないように思える。

しかし、今回は本当にブランドにとって新しい夜明けを迎えるクルマになりそうだ。必要は発明の母ということわざに、導かれたようなクルマだ。純EVモデルのために生まれたフォルクスワーゲンのサブブランド「ID」も、いよいよ日の目を見ることになる。

フォルクスワーゲンは、世界的にも例を見ないほど大規模な電気自動車への投資計画を発表し、2025年までに10台の新しいEVをリリースするとしている。その中で最初の1台となる純EVが、2019年9月に開催されるフランクフルト自動車ショーで発表される。それが、ゴルフ・サイズの5ドアハッチバック「ID 3」。

今回われわれは特別に試乗する機会を得たが、面白い存在となることは間違いないだろう。使い勝手に優れたボディサイズにリアエンジンレイアウト、練られたパッケージング。最先端の技術を搭載しながら、都市部での運転のしやすさと高い静寂性を備えている。スタイリングはやや没個性的ではあるけれど。駐車場で充電をする手間はあるが、完全にエミッションフリーで走行が可能。二酸化炭素排出ゼロに向けて、われわれにも変化が求められている。

プロトタイプの限定的な試乗ではあったが、いち早くインプレッションをお届けしたい。

 
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