どんな感じ？

メルセデス・ベンツに期待するラグジュアリーさ

Gクラスに乗り込むとわかるが、このクルマはもはやオフローダーとは呼べない仕上がりを得ており、オンロードでもオフロードでも快適に走れるようにデザインされている。フロントシート、リアシートともにゆったりとした空間が用意され、ラゲッジスペースも競合モデルよりゆとりがある667ℓが確保されている。

ラグジュアリーでリッチな雰囲気という点でも、現代のメルセデス・ベンツに期待する水準で仕上げられている。運転支援システムもしっかり装備されており、これも競合モデルよりも広範囲でドライバーをサポートしてくれる高機能なものだ。

走らせてみると、G350dよりも明確に力強さを感じることができる。車重は2397kgと重量級ながら、洗練された印象は崩さずに、鋭い勢いで加速していく。ディーゼルエンジンは非常に静かで、車内にいるとその存在からは隔離されている。

スピードを上げていくと、実際はエンジンノイズのボリュームも大きくなっているのだろうが、直立気味のフロントガラスと大きなドアミラーからの風切り音のボリュームも比例して大きくなり、殆ど聞こえてこない。

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