初試乗 BMW製直6搭載 モーガン・プラス・シックス 理想的な走りへあと一歩

2019.07.22

旧体制の中で生まれた19年ぶりのニューモデル

なぜ事業の売却を行ったのか、モーガンのビジターセンターで聞いてみたところ、率直な答えが返ってきた。「長年に渡って好調とはいえない状態が続いていた中で、とても良い申し出があったのです。創業者一家は、モーガンという会社を成長させるよりも、手中に留めておきたいという思いが強くなっていたところでした。今の世の中で事業を成長させるには、適切な投資と、賢明なネットワークを持ったリーダーシップが必要です。われわれに必要なものを、提示してくれたのです」

今年の3月、モーガンの所有権が変わるというニュースに合わせて、19年ぶりとなるまったく新しいモデルの発表もあった。それが、今回のプラス・シックス。開発が始まったのは2016年だから、新体制による成果というより、旧体制が残した最後のクルマだと考えたほうが良いだろう。しかし皮肉にも新体制が生み出したかのように、すべてが新しいクルマとなっている。

プラス・シックスの骨格をなすのは、新開発の軽量なアルミニウムと木材とを組み合わせたボックス・セクション・モノコックシャシー。剛性はプラス・エイトにまで受け継がれた、先代のエアロシリーズと比較して2倍向上しているとのこと。

またモーガンとしては初めて、ターボエンジンを搭載するクルマでもある。BMW製のB58型と呼ばれる直列6気筒ターボエンジンを採用し、最高出力は339ps。BMWではおなじみのZF製8速ATが組み合わされる。従来のモーガンとは異なり、プラス・シックスには電動パワーステアリングも装備。新しいシャシーは、将来的にはEV化にも対応できているという。

早速モーガンが描いた未来像を味わってみよう。

 
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