初試乗 BMW製直6搭載 モーガン・プラス・シックス 理想的な走りへあと一歩

2019.07.22

どんな感じ?

モーガンらしさを残しつつ、随所をアップデート

クロームメッキ加工されたボタンを押して、小さなドアを開ける。昔のモーガンと変わらない、幅の広いランニングボードを慎重に超えて、まったく新しいキャビンへ身体を収める。足元も狭いが、シートも従来どおりかなりタイトだ。乗員空間の前後長は僅かに伸ばされたと聞いているが、185cmを超える身長のわたしが座ると、増加ぶんをちょうど吸収してしまう。

ステアリングコラムにはチルト(上下)とテレスコピック(前後)とで調整が可能になっている。また操作系のレイアウトはとても良好。足元の空間に、ペダルを3枚並べられるのかは疑問ながら、マニュアル車の計画もあったらしい。少なくとも数時間は快適に座っていられる空間には仕上がっている。

インテリアの仕立ても良い。今回の試乗車には、丁寧に織られた魅力的なカーペットが敷かれ、柔らかい本革で覆われたヘッドレストには刺繍があしらわれている。だが、ステアリングホイールの雰囲気が、いまひとつ調和していない。

計器類はモーガンの慣習の通り、アナログメーターがダッシュボードの中央にレイアウトされる。手前にレブカウンター、助手席側にスピードメーターが並び、見やすい大きさの数字が振られている。運転席の正面には、小さいながらトリップコンピューターのモニターが設置された。デジタル数字でスピードが表示されているのが、ステアリングホイールのリムの向こう側に見えるのが嬉しい。

以前のモーガンのように、助手席の同乗者にスピードメーターを見てもらって、スピード違反の速度に達したら膝を叩いてもらう、という方法も今までどおりできる。モーガン乗りならみんな知っていると思うけれど。

 
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