初試乗 BMW製直6搭載 モーガン・プラス・シックス 理想的な走りへあと一歩

2019.07.22

1075kgの車重にBMW製の340psユニット

新しいモーガンに搭載された新しいエンジンのおかげで、速度違反も短時間にできるようになってしまった。BMW製のストレート6は、一般道で走っているとエグゾーストノートよりもターボによる吸気音の方が大きく聞こえ、チューニングは完璧ではないのかもしれない。注文時にアフターマーケット製のマフラーを選択するオーナーも多いとは思うが、その場合は甘美なサウンドが楽しめるだろう。

マフラーをお好みのものに変えてしまえば、ジャガーFタイプが搭載するV型6気筒ユニットより最大トルクで勝る、BMW製の直6に対する不満はほとんどないはず。しかも車重はFタイプより500kgもモーガンの方が軽いのだ。そのため、スピード・シックスは立ち上がりから極めて速い。本当に俊足という言葉がぴったりだと思う。

だが、新しいモーガンに対しての感想は、ひたすら攻め立てた走りに浸り、圧倒的なスピードに酔いしれるというクルマではない、というもの。

ZF製のATをマニュアルモードで操作すれば、不満を感じないほどクイックに変速をし、AT任せでもとても滑らかに仕事をしてくれる。ただし、シフトパドルはPSAグループのものに見られるような、プラスティック製の安っぽいものではなく、よりフィーリングの良いものをモーガンには選んでほしかった。また、マニュアル・トランスミッションの方がより運転に浸れるとは思うし、このクルマにも似合っているだろう。

 
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