海外試乗

2019.08.17

ピスタのアジリティとGTBの快適性 フェラーリF8トリビュート 初試乗 3.9L V8ターボ

フェラーリF8トリビュート・プロトタイプ

テスト日 : 2019年8月14日

価格 : 未定

文・マーク・ティショー 

編集部より

フェラーリ製の最新ミドシップ・スーパーカーに、世界で初めて試乗する機会を得たAUTOCAR。マラッネロの一般道での超ファーストインプレッションです。

もくじ

ピスタのアジリティとGTBの快適性
ドライバーが主観的に受ける特別さ

ピスタのアジリティとGTBの快適性

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

「このクルマのアイデアは、ピスタのアジリティとGTBの快適性をかけ合わせるというものでした」 と説明するのは、フェラーリのテストドライバー、ファブリツィオ・トスキ。488GTBの後継モデルで、フェラーリ製ミドシップ・スーパーカーの核をなすことになる、次期モデルF8トリビュートのことだ。

F8トリビュートは最新の量産フェラーリで、そのルーツは458イタリアにまで遡る。量産ミドシップに搭載されるエンジンとしては最もパワフルなV型8気筒を搭載し、3.9Lターボから生み出される最高出力は720psと、ピスタ・スペック級のハイパワー。0-100km/h加速は2.9秒で、最高速度は339km/hとなる。

フェラーリF8トリビュート・プロトタイプ
フェラーリF8トリビュート・プロトタイプ

今月末前までには運転する機会が得られる予定になっているが、今回は13年間フェラーリでテストドライバーを務めているトスキの助手席から、マラッネロ周辺の丘陵地帯を走っての評価となる。F8は1年半に渡る開発とテストを経ており、リリース前の最終調整を受けているところ。

助手席から短時間ではあったが、クルマのクイックさは488ピスタと同等。サスペンションのしなやかさは向上しているようだ。マラッネロ周辺の道は比較的スピードを出しやすくカーブも多い。路面状態は英国にも似ており、ところどころ路面は剥がれ、隆起し、傷みがひどい区間が少なくない。

F8はトスキがかなりプッシュしても、ソリッドなボディコントロールで安定している。ボディを振動させることなく、シャシーは路面からの衝撃を吸収しているようだ。メカニカルグリップも非常に高く、クルマのペースを相当に速めていっても挙動が乱れることもなかった。

 
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