ロードテスト フェラーリ488ピスタ ★★★★★★★★★☆

2019.08.18

内装 ★★★★★★★★★☆

フェラーリが488ピスタの室内に施した軽量化には、彼らのレガシーが明らかに生きている。サイドシルやセンターコンソールのカーボンパネルは標準装備だ。

テスト車はメーター周りや送風口、フロアのカバー、ドアトリムの下部などもカーボンのオプション品に。なかには、装飾のために追加されて重量を増加しているのではないかと思われるものもあったのだが。

多用されたカーボンパーツは視覚的に軽量さをアピールするが、装飾のために追加されて重量を増加しているのではないかと思われるものもあった。
多用されたカーボンパーツは視覚的に軽量さをアピールするが、装飾のために追加されて重量を増加しているのではないかと思われるものもあった。    Luc Lacey

そうは言っても、ドライバーの目には軽いクルマであるように映る。シートは広めで、クッションは硬めだが、快適さに不満はなく、ややオフセットしたペダルスペースさえも許容する。

488の標準モデルなら、オーディオやインフォテイメントシステムは計器盤右側のディスプレイと連携し、ステアリングホイールの右側に据え付けたコンソールで操作するが、ピスタではそれらが排除されている。スピーカーも同様だ。

収納スペースに関しては、グローブボックスが取り払われたが、センターコンソールの小さな小物入れは残された。また、前方にはちっぽけなカップホルダーが、後端には財布やサングラスが置けるトレイとUSBポート、12Vソケットが据え付けられる。左右のドアとシートの背後には、ポケットから出したものなどを放り込みやすいラゲッジネットが備わる。

こうしたすべてを一見すると、488ピスタの室内は簡素な印象だが、よくよく観察すれば最低限程度の実用装備は備わっている。完璧な妥協案とまではいかなくても、限りなくそれに近いものだ。

 
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