250ps 4気筒ターボにポールスター製ソフト ボルボXC40 T5 AWD Rデザイン 試乗

2019.08.20

体感できる後輪へのトルク分配割合の増加

ポールスター・モードを選ぶと、後輪への駆動割合が増えたことはすぐに体感できる。ターンインの振る舞いはより引き締まり、標準モデルの引っ張られている感じではなく、押し出されるような感覚が強くなる。

パワーをかけていってオーバーステア状態に持ち込むことも比較的容易だが、ポールスター・モードでもトラクション・コントロールが案外すぐに介入してくる。ステアリングの操舵感は依然として軽いまま。スピードを上げていくと重みも増していくが、フロントタイヤと結びついた、正確性では物足りないことも変わらない。

ボルボXC40 T5 AWD Rデザイン・プロ
ボルボXC40 T5 AWD Rデザイン・プロ

アクセルペダルの操作に対するレスポンスはぐっと素早くなり、追い越し加速などで多用する中回転域からのパワー感が心強い。モデル構成のかなで最もパワフルな2.0Lエンジンは、ホットハッチに迫る直線加速を披露する。ただし、高回転域まで回しても、さほど引き込まれるような印象はない。ピークトルクは4800rpmまでで、レッドラインの6500rpmのだいぶ手前で細くなるようだ。

トランスミッションは8速ATだが、マニュアルモードでの変速スピードも、ポールスター・ソフトウエアではわずかに速められている。しかし、ステアリングホイールに取り付けられたシフトパドルを弾いても、変速を躊躇する傾向は残ったまま。エンジンの回転数を落としたい時にシフトアップを支持するくらいで、基本的にはAT自体に変速は任せておいた方が良いだろう。

 
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