字幕付き ホットハッチ3台サーキット対決 最速はフィエスタ ヤリスも健闘

2019.08.25

ミニのタイヤはややグリップ不足

残念ながらそれほどしっかりグリップしてくれない。頑張ってはいるがフィエスタは離れない。僕のステアリングからはアンダーステアが伝わるが、おそらく彼は平気なようだ。トヨタにジリジリと引き離されるが、フォードはぴったりとついてくる。どこかで抜かれるかもしれない。

このミニの問題点はたくましさがないことだ。グリップ不足によりエイペックスで速度を維持できず、攻め込むとフロントが逃げがちになってしまう。


「君のクルマはグリップ不足のようだね」

「うん。苦しいから先に行ってくれるかい。勝機はなさそうだ」

「ありがとう」

フィエスタがミニの前に出た。追いつかれないように少し頑張ってみよう。楽しいクルマだ。

ヤリスとの距離は50mといったところだろう。追いつけるだろうか。わたしはハイグリップなミシュラン・スーパースポーツを履いている。物理的なグリップでは勝り、パワーは同等だ。彼を狩ることができるだろうか。このクルマの実力を試そう。

楽しいクルマだが、限界はある。攻めすぎると挙動が乱れ、荒々しい振る舞いを見せる。公道でのような満足感はない。

それにしてもフォードは速い。パディ・ホプカークでもこのミニではついていけないだろう。グリップが足りないのだ。

フィエスタはサーキットでは8割か9割くらいのペースが一番楽しめる。これはホッチハッチとしてはどうなのだろうか。攻め込むほどに楽しくなるのがホットハッチではないか。とはいえパフォーマンスは素晴らしい。ヤリスが徐々に近づいている。

このミシュランのグリップは非常に高い。ステアリングは正確でパワーもあり、シャシーバランスは扱いやすく、アンダーステアも多くはない。コーナー中盤でもラインを修正でき、非常に楽しめる。

 
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