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カイエン史上最強 ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッドへ試乗 680ps

2019.09.11

抜群のパフォーマンスながら隠せない車重

必要に応じてスペック通りの巨大なパワーを湧出するだけでなく、市街地でもスムーズに走れ、高速道路での合流時でももたつかず、蹴られるような勢いで静かに加速する。高速道路でのパフォーマンスは抜群に良いが、英国での最高速度の112km/hではなく、アウトバーンでのフルスピードの方がクルマには適しているのかもしれない。

カイエン・ターボS Eハイブリッド以上に高速走行での自信に満ち溢れたSUVを見つけることは難しい。必要ならば、レーシーなステアリングホイールに付いたエクストラ・パワーを発揮するボタンを押すことで、20秒間、最大のパフォーマンスを発揮させることもできる。追い越し時に有効だと思うが、単純に楽しい機能でもある。

ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド
ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド

EVとして走行可能な機能も注目に値する。EVのみが立ち入りを許された都市エリアであっても走行が可能となり、運転も簡単で静か。グリーン・モビリティという言葉は似合わない風貌にも思えるが、今回の試乗で240km程を走行した高速道路での燃費が、10.6km/Lだったことには驚かされた。ボディサイズを考えれば、充分に経済的だといえるだろう。

しかし、大幅に増えた車重に伴うダイナミクス性能の低下は否定できない。低速域ではどのカイエンよりも路面からの入力に苦労しているだけでなく、680psと91.6kg-mを持ってしても、常にクルマの車重を意識してしまう振る舞いとなっている。

 
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