2019年版 ホンダNSXに試乗 発表から3年 ハイブリッド581psはそのまま

2019.09.13

アピアランス上の変更点は限定的

エクステリアでは鮮やかなボディカラーにオレンジ色が追加され、スタイリング面でも要所要所で変更が加えられた。インテリアでは標準装備が見直されたほか、仕上げ素材の選択肢も増え、その質感も良い。車両価格も高くなってしまったが、2016年以降の英国ポンドの為替変動をみると、致し方ない。

試乗車にも塗られていた新色、サーマルオレンジはパールも混入されており、かなり視覚的にはインパクトがある。だが、NSXのエクステリアデザインの変更点に気付くことができたのなら、わたしより観察力は鋭いといえる。グリル内のトリムが、クロームメッキからボディ同色へと変更され、マットブラックだった部分はグロスブラックになったくらい。全体的なアピアランスとしては3年前と変わらないものの、このクラスではかなりルックスの良いクルマだと思う。

ホンダNSX
ホンダNSX

だが、スーパーカーを所有するドライバーにとって、このエクステリアデザインがホンダというブランドを高めてくれるほどのものではないとも思う。ポルシェやフェラーリ、マクラーレン、アウディ、メルセデス-AMGなどなら、見られ方も異なるはず。初代NSXオーナーにとっては、販売台数の少なさという点で、所有する動機にはなるかもしれない。

インテリアは、エクステリアと比べれば、明確にアップデートを受けたといえるだろう。しかしシートの取り付け位置が高く、背の高いドライバーにとって、頭上や膝周りの空間に余裕がないことはそのままだ。20万ポンド(2600万円)近い価格を下げたスーパーカーとしては、大きく弧を描くダッシュボードにはプラスティック製パーツが多過ぎ、安っぽく見える点も変わらない。

インフォテインメント・システムにスマートフォンとのミラーリング機能が追加されたことは歓迎できるし、キャビン内の小物の収容スペースが増えている点もありがたい。カップホルダーはセンターコンソールの後方にあり、助手席のひとの肘周り空間を潰しているけれど。

 
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