字幕付き動画 マクラーレンGT 仏から英へ1600kmの旅

公開 : 2019.10.06 11:20

巡航時の静粛性ではベントレーに及ばず

600LT720Sほど刺激的ではないが、それゆえ疲れにくくハードな走りを長時間続けられるだろう。しかしスーパースポーツらしい要素もあり、アストン マーティンDB11ベントレー・コンチネンタルGTなどよりも軽量ゆえ山道ではそれらの追随を許さない。

2日目はランスを出発し、高速道路でのクルージングを行う。すでに5,6時間走っているが、快適なシートのおかげもあり疲れ知らずだ。欠点をあげるとすれば、やや大きめの風切り音だろう。距離が長くなればなるほど、ベントレーの静かさが恋しくなる。山道ではDB11やコンチGTを大きく上回るが、長距離クルーズではこの2台にかなわない。ただしその差は大きくはなく、何を求めるかのバランス次第だろう。

マクラーレンGT
マクラーレンGT

1つ感心したのは、高速走行での燃費の良さだ。こんなクルマで燃費を気にするのも野暮だが、おとなしい速度でクルーズする限りは10km/Lから12km/L程度の燃費を実現する。これは600ps超のV8ツインターボとしては良い数値だろう。そして内装の質感も高く、おしゃれで高級なGTらしい雰囲気を醸し出している点も好感が持てる。

英仏海峡に到着し、1時間半列車に揺られ英国に到着した。オービスと道路工事に阻まれたM20を走るのは、大陸を駆け抜けた48時間とは打って変わった退屈さだ。しかしこんな渋滞の中でも、山での思い出が薄れることはない。

詳細は動画にてお楽しみいただきたい。

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