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新型ベントレー・フライングスパー 日本人ジャーナリストの評価 大谷達也が海外試乗

2019.10.16

100字サマリー

ベントレー新型フライングスパーに、大谷達也が海外で試乗しました。従来モデルと新型の違いをおさらいし、モンテカルロの狭い市街地とワインディングを試乗。どこまでも正確に反応する延長に走りの楽しみがあるようです。

もくじ

「ボク」から「わたし」へ(胸を張って)
フライングスパー 目に見えぬ場所の変化
内装/外装を細かく観察すると……
市街地 コンチネンタルGTと比べると
正確な反応 ファン・トゥ・ドライブに
ベントレー・フライングスパーのスペック

「ボク」から「わたし」へ(胸を張って)

text:Tatsuya Otani(大谷達也)

ベントレーの真骨頂といえばグランドツアラーであり、現行ラインナップのなかでいえば2ドア・クーペのコンチネンタルGTにトドメを刺す。

これをベースに4ドア・セダンに仕立てなおしたフライングスパーは、コンチネンタルGT譲りの力強さとサルーンらしい居住性を併せ持つ佳作だが、これまではどうしてもコンチネンタルGTの影に隠れがちだった。

ベントレー・フライングスパーは、3代目になってコンチネンタルGTの存在さえかすみかねない強烈な個性を手に入れたと筆者。
ベントレー・フライングスパーは、3代目になってコンチネンタルGTの存在さえかすみかねない強烈な個性を手に入れたと筆者。

それが、3代目になってコンチネンタルGTの存在さえかすみかねない強烈な個性を手に入れたのである。

試乗会に帯同したシャシー・エンジニアのリチャード・ヘイコックスは新型フライングスパーの位置づけをこんな風に説明してくれた。

「これまでは(肩をすくめながら小声で)『ボク、フライングスパーです』というイメージだったけれど、新型は(堂々と胸を張って)『わたしがフライングスパーだ』と主張している感じ。わたしたちはそんな意識で新型を開発しました」

技術者たちの意識変革は、ステファン・ジラフ率いるデザイナー陣の仕事振りにも大きな影響を及ぼした。

その変化については後ほど詳しく紹介するが、これまでよりも堂々とした佇まいで、ベントレーらしい上品さを失わない範囲できらびやかさも身につけている。

3代目フライングスパーはいかに生まれ変わったのか? まずはそのハードウェアを紹介しよう。

 
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