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M史上最強の直6ツインターボ BMW X3 Mコンペティションに試乗 510ps

2019.10.25

自然吸気のようにリニアなツインターボ

さらに印象的なのが、リニアに発生するパワー。ツインターボながら、回転フィールは自然吸気のようだから不思議。ライバルユニットのように、全回転域でみなぎるトルクや中回転域で弾けるパワーというものもない。回すだけ力が湧いてくる。

M5では自由に調整ができる4輪駆動システムだが、X3 Mの場合はそこまで自由は効かない。純粋な後輪駆動の設定もない。だが4輪すべてで510psを受け止めることで、2t近い車重のあるSUVを4秒ちょっとで100km/hまで加速させる。

BMW X3 Mコンペティション
BMW X3 Mコンペティション

操縦性はMらしく正確。優れたグリップ力とボディ制御が、ドライバーに操る自信を与えてくれる。ステアリングホイールの操舵感も、速度域を問わずダイレクト。後輪駆動に近いアルファ・ロメオ・ステルヴィオほどではないが、重量級のSUVとは思えない機敏な印象を与えてくれる。

反面、優れたボディ制御は日常的な快適性を多少犠牲にしている。アダプティブ・ダンパーを備えているが、英国の一般道では舗装からの入力を処理しきれず、落ち着きのない乗り心地だと感じた。

スポーティなモードに設定していても、大きなうねりやコブはうまくやり過ごせるものの、細かな振動は車内に届いてしまう。もっと酷いサスペンションを持つモデルも存在するが、一般道よりもサーキット向きの足回りだといえる。

 
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