【SVOの世界へ】ヴェラールSVAダイナミック、FペースSVR 英国で磨かれた理想のSUV

マクラーレン歴代ハイパーカー比較試乗 F1 vs P1 vs セナ 前編

2019.11.02

素晴らしい視界 注意が必要

全方位にわたる視界の良さは驚くべきレベルであり、非常に限定的な視界しか持たないランボルギーニのコクピットデザインとはまったく正反対だ。自信が沸き上がって来る。

V12エンジンは滑らかで、これまでに9万3000kmを走破したこのクルマのギアボックスもスムースなシフトチェンジが可能だ。

1994年にF1のロードテストを担当したフランケルが進歩について思いを巡らせる。
1994年にF1のロードテストを担当したフランケルが進歩について思いを巡らせる。

時間があるので少しゆっくりとしたペースでF1を走らせてみたが、驚いたことに乗り心地も素晴らしい。

このクルマにはアンチロールバーや、かつてマクラーレンが「アンチトラクションデバイス」と呼んでいた装備など一切備わっていない。ノンアシストのステアリングはまるでロータスのような優れたコミュニケーション能力を誇るが、それも当然だろう。このクルマはエキシージよりも軽量なのだ。

もはや我慢する必要などない。だが、このクルマは1164kgのボディに636kgを組み合わせ、いかなる安全装置も持たないことだけは忘れてはならない。

つまり、愚かにもF1を親しみやすいモデルだなどと考えてはいけないということであり、このクルマのパワーウェイトレシオは、ブガッティ・ヴェイロンのそれをも上回っているということを肝に銘じなければ、これから起こることは理解できないだろう。

 
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