ロードテスト キア・Xシード ★★★★★★★☆☆☆

2019.11.30

快適性/静粛性 ★★★★★★★☆☆☆

路面の荒れた道を扱う能力は、このクラスのクロスオーバーのベストには洗練度で及ばない。引き上げられた地上高は、飛ばしてもなかなかのしなやかさを見せ、路面のうねったカントリーロードでも抑えの効いた走りを可能にする。

しかしながら、速度を落とすと、それほど納得のいくものにはならない。市街地の速度域では、ややスプリングが硬いフィールで、走るペースが一定でなくなり始めるとしなやかさが現れてくる。洗練されていないとするのは言い過ぎかもしれないが、もう少し出来がよくてもいいはずだ。

路面の荒れた道を扱う能力は、このクラスのクロスオーバーのベストに及ばない。
路面の荒れた道を扱う能力は、このクラスのクロスオーバーのベストに及ばない。    LUC LACEY

とはいえ、ダンパーのチューニングは悪くなく、きつい突き上げもうまく角を丸めてくれる。ただし、デコボコ道ではサスペンションからの打撃音が常にに聞こえてくる。大きな轍やバンプでは、それを吸収する能力の限界を試すハメになり、ステアリングホイールにもしばしばキックバックが伝わってくる。

キャビンの静粛性はなかなかで、これはかなりつつましやかなエンジンによるもの。風切り音やロードノイズは不気味なほど遮断されているが、速度が上がると耳に届くようになってくる。アイドリングではたったの37dBだが、113km/h巡航になると67dBへ高まる。それでも、かつて計測したフォルクスワーゲン・ゴルフ1.5TSIエヴォは、それぞれ41dBと69dBで、ここではキアに軍配が上がった。だが、3速全開ではどちらも74dBに達した。

 
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