新型ボルボS60 T6日本試乗 プラグイン・ハイブリッド・セダンの内装/走りの評価は?

2019.12.02

コーナリングが得意

ドライブを始めてわずかな時間で先代モデルからの違いを感じたのは、シャシーの進化だった。

新型S60にはフロントにダブルウイッシュボーン、リアにインテグラルアクスルを使用したマルチリンク式サスペンションが採用されている。

ボルボS60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション
ボルボS60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション

驚かされるのは、そのサスペンション剛性の高さだ。

試乗車の走りには十分なしなやかさが感じられたし、コーナリングでは正確で確かな手応えを持つステアリングとの組み合わせ、そしてエステートよりさらに好印象を強めた剛性感とともに、スポーツカー並みのダイナミックな走りさえ楽しむことができるのだ。

ここで大きな特長としてクローズアップされてくるのが、最大トルクで24.5kg-mを0〜3000rpmまでフラットに発揮してくれる、リアのエレクトリックモーターの存在。このリアからのトラクションが、コーナーからの脱出時には実に効果的なのだ。

「買い」か?

ピュア・モードを選択して体験したEV走行も、常にナチュラルなフィーリングに徹していた。

ブレーキからの回生にどれだけの不自然さがあるのかは最初から気になっていた問題だったが、あえて指摘されなければそれは気づくことがないほどのものといえたし、先行して導入されたV60の同モデルと比較しても、違和感はかなり解消されてきたのではないかと思える。

ボルボS60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション
ボルボS60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション

エステート=ワゴンやSUVでなければならない理由を考えるよりも、セダンを選ばない理由をもう一度考えてみたい。

今回の試乗ではリアのトランクルームなど、さまざまな実用性をチェックしてみたし、また世界最高ともいえるボルボの安全装備の数々にも改めて感動させられた。

ライフスタイルの変化で、もはやSUVやエステートの必要がなくなったというファミリー。そしてクルマの基本はやはりセダンにありというカスタマーには、ドイツ御三家の同クラス車に加えて、ぜひこのボルボS60を選択肢のひとつに加えていただきたい。

S60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション スペック

価格:779万円
全長:4760mm
全幅:1850mm
全高:1435mm
最高速度:-
0-100km/h加速:-
燃費:13.7km/L(WLTCモード)
CO2排出量:-
車両重量:2010kg(電動サンルーフ車:+20kg)
パワートレイン:直列4気1968ccターボ+スーパーチャージャー+モーター
使用燃料:ガソリン
最高出力(エンジン):235ps/5500rpm
最大トルク(エンジン):35.7kg-m/1700-5000rpm
最高出力(前モーター):46ps/2500rpm
最大トルク(前モーター):16.3kg-m/0-2500rpm
最高出力(後モーター):87ps/7000rpm
最大トルク(後モーター):24.5kg-m/0-3000rpm
ギアボックス:8速オートマティック

ボルボS60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション
ボルボS60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション

 
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