内装　★★★★★★★★★★

外観はSF映画に出てくるトラクターといったような風貌だが、車内はまるで純粋なレースカーだ。頭の両側まで支えるコブラのレース用バケットシートが1脚のみ据え付けられ、5点ハーネスも装備する。

FIA認可の消火器や、シャシーへ直にボルト留めされたロールケージも備わり、それを取り囲むのはガラスではなくポリカーボネートの、2枚の脱出用ハッチを持つ風防だ。

ディスプレイがいくつか設置され、レースロジック製のスピード計は、GPSデータロガーやタイヤの空気圧／温度センサーと接続。中央の大型ディスプレイには、回転計といくつかの温度計が表示される。

ドライバーの右側には、6速MTのレバーがある。剥き出しのゲートには磁気センサーがセットされているが、これは各段ごとに異なるスロットルとトルクのマッピングを呼び出すため。そうしなければ、その巨大なタイヤでもホイールスピンするか、最悪の場合はデフが破壊されてしまうからだ。

その後方にはフラットなパネルが置かれ、ライトやディスプレイなどの操作スイッチ、そして忘れてはならない、スタートスイッチが並べられている。

画像　JCBファストラック・ツーとライバル　全25枚