購入と維持　★★★★★★★★★★

JCBは、1台ならず2台もの桁外れなトラクターを製作するのに、いくら費やしたか言いたがらない。しかし、その出費に見合う成果は、マーケティングだけでなく、エンジニアリング主導の企業としては、技術面でも得たに違いない。

空力ではウイリアムズ、エンジンではリカルドといった一流どころのパートナーに協力を求めたのだ。すでにそれらはJCBと協力関係にあったとはいえ、開発と製造に多大なコストがかかったことは間違いない。そして、走らせるのが面倒だということも。

今回、セッティングを開始したのは朝の8時で、昼まではかからなかったが、格納庫で数時間もヒーターをかけなくてはならなかった。ギアボックスオイルを70℃以上に温めなければならないからだ。

画像　JCBファストラック・ツーとライバル　全25枚