【ジープのピックアップ】ジープ・グラディエーター・オーバーランドに試乗

2020.01.12

沼地程度なら後輪駆動モードで充分

現在アメリカで提供されているグラディエーターのエンジンは1種類のみ。3.6Lの自然吸気V6エンジンで、最高出力は289ps、最大トルクは35.8kg-mを発生する。

トランスミッションは6速MTが標準装備。多くのドライバーは、2000ドル(21万円)のオプション費用を支払って、8速ATを選択することになるだろう。今回の試乗車も8速ATだった。

ジープ・グラディエーター・オーバーランド
ジープ・グラディエーター・オーバーランド

今回の試乗では、オフロードの走破性も確かめたいと考えていた。だが試乗コースはミシガン州の郊外。PR映像のように、グラディエーターのアプローチ・アングルや豊かなサスペンションストロークを確かめることはできなかった。

せっかくなのでオフロードを探し、見つけた最も過酷な状況が、ぬかるんだ沼地。派手に泥を跳ね上げながら見事に走破したものの、デフォルトの後輪駆動モードのままで済んでしまった。

トランスミッションには4輪駆動モードと、本気のオフロードに挑むためのローレンジ・モードが備わっている。グラディエーターのホイールベースは長いから、短いラングラーと同等の悪路性能を備えていないはず。だが駆動系統の設定は、本物のオフロードを前提としてある。

舗装路では、グラディエーターの個性はさらに強い。やや旧式のV6エンジンは低回転からの太いトルクを持ち合わせないものの、ATが上手に中回転域を保ってくれる。加速は驚くほど鋭いが、エンジンは一生懸命働くほどに大きなノイズも響かせる。

 
最新試乗記