【ルノー製ターボマシンの代名詞】5ターボ2と5ゴルディーニ・ターボ 後編

2020.01.19

人気に推されてターボ2が登場

平たいポストのようなエアインテークは、左にオフセットし、ドライバーの視界は対象ではない。少し回りたがらないエンジンにムチを入れると、ターボが静かに目を覚ます。すべての金属がガタガタと音を立て、ゴルディーニは思っていたとおり、すばしっこい。

コーナリングでは大きくロールするが、これは通常の5と同じスタイル。トランスミッションのフィーリングは柔らかい。「マヨネーズっぽい!」 というと、助手席の同乗者が笑う。AUTOCARではかつて、はちみつの入ったツボをかき混ぜるようだ、と表現している。これも慣れるのに時間がかかる。

ルノー5ターボ2
ルノー5ターボ2

フランスの初期型には、標準レシオとクロスレシオのMTが選べた。パワーステアリングも付いていた。英国に入ってきたのは、標準レシオのMTと、ノンアシストのステアリングのみだった。

5ゴルディーニ・ターボのドラマチック性は5ターボには及ばないが、毎日の移動手段として問題なさそうだ。ちゃんとした後部座席と荷室がある。5ターボなら、食料品を買っても、エンジンフードの上で加熱調理されてしまうかもしれない。

ルノー5ゴルディーニ・ターボはやはり5ターボのウォームアップといったところ。ホモロゲーションを獲得するために400台限定としていたルノー5ターボの人気は大きく、最終的には1800台以上が製造された。

さらにルノーは1983年にラリーでの活躍を最大限に活かすべく、ターボ2をリリースする。ボディはアルミニウム製ではなく、より安価で強度の高いスチール製へ変更。インテリアはゴルディーニのものを流用している。

 
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