【ルノー製ターボマシンの代名詞】5ターボ2と5ゴルディーニ・ターボ 後編

2020.01.19

ルノー車らしく旋回軸はクルマの中心

ターボ2のトランスミッションのレイアウトは、リバースが左側に来るドッグレッグ。ゴルディーニと異なるから、注意が必要だ。トリッキーな5速MTは、3速から2速へ落とそうとすると、4速へとガイドされる。間違うとペースが一気に狂わされる。

コーナーの出口でターボを効かせて加速するという期待は、一気に削がれてしまう。回転数が落ちると、低回転域でのパワー不足にさいなまれる。コーナリング時の姿勢修正も不適切なら、悲惨なコースアウトへと結びついてしまう。

ルノー5ターボ2
ルノー5ターボ2

しかし正しく変速を決めれば、期待や評判以上に、リニアで力強い加速に包まれる。ルノー5ターボ2は、限界ギリギリまで攻めなければ、安全志向のクルマに感じられる。鈍さを感じない程度に、グリップ力は高い。

ドライバーもタイヤもシフトダウンの度にざわつき、ホイッスルを吹くターボが刺激的。首を持ち上げているのにも力がいる。回転数を上げているうちに、ステアリングホイールの不自然な角度は気にならなくなる。

旋回時の軸はルノー車らしくクルマの中心。初期の5ターボの癖は消えている。着座姿勢はアップライトで、クラッチのミートポイントは高すぎる。走らせていると、ルノー製のコンパクトカーに関係していることも忘れてしまう。

 
最新試乗記

人気記事