【ルノー製ターボマシンの代名詞】5ターボ2と5ゴルディーニ・ターボ 後編

2020.01.19

運転に夢中になれる望み通りのクルマ

ルノー5ターボ2は、運転に夢中になれる、望み通りのクルマだ。腕の立つドライバーなら、思い通りにドリフトも楽しめるだろう。濡れた路面なら、多くの人が楽しめるかもしれない。

やや大衆向けにトーンダウンされたルノー5ターボ2が登場した頃、レース用の車両にはツール・ド・コルス・キットが登場。グループB仕様のマシンとして289psを発揮するまでにチューニングされた。

ルノー5ターボ2
ルノー5ターボ2

さらにF-1エンジンを彷彿とさせる1.5LエンジンにDPVアンチラグ・システムが組み合わされた、究極のルノー5ターボ、355psのマキシも登場する。

ジャン・ラニョッティは1985年、マキシをドライブしてツール・ド・コルスに参戦。しかし4シーズン目のWRCでは殆ど勝利を上げることはできなかった。1986年にはポルトガルのレーシングドライバー、ジョアキン・モウティーニョが勝利を上げるが、観客3名の命を奪う事故も発生。グループBは終りを迎える。

全体的な勝率は決して高かったわけではないルノー5ターボ。グループBを席巻したスターモデルというより、マニア受けするヒーロー的な存在だといえる。

ゴルディーニ・ターボの実用性の高さや相対的な価格を考えても、ルノー5ターボは特別。恐らくどんな読者でも、2台が並んでいたら5ターボを選ぶと思う。もちろん筆者も。

 
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